利用しているクライアント端末等がネットワークに繋がっているかどうか確認を行う場合に利用するコマンドです。主に、接続先のサーバや端末が接続元とネットワークで繋がっているかを確認する場合などに利用します。pingコマンドが正常に実行された場合は正常に繋がっています。「宛先ホストに到達できません」というメッセージが表示されてタイムアウトする場合はネットワークが正常につながっていない可能性があります。
pingコマンドは、Windowsもlinuxも同じです。但しオプションは異なります。
PINGコマンドの使い方
使用法
ping [-t] [-a] [-n 要求数] [-l サイズ] [-f] [-i TTL] [-v TOS] [-r ホップ数] [-s ホップ数] [[-j ホスト一覧] | [-k ホスト一覧]] [-w タイムアウト] [-R] [-S ソースアドレス] [-4] [-6] ターゲット名
オプション
-t 中断されるまで、指定されたホストを Ping します。 統計を表示して続行するには、Ctrl+Break を押してください。 停止するには、Ctrl+C を押してください。 -a アドレスをホスト名に解決します。 -n 要求数 送信するエコー要求の数です。 -l サイズ 送信バッファーのサイズです。 -f パケット内の Don't Fragment フラグを設定します (IPv4 のみ)。 -i TTL Time To Live です。 -v TOS Type Of Service (IPv4 のみ。この設定はもう使用されておらず、 IP ヘッダー内のサービス フィールドの種類に影響しません)。 -r ホップ数 指定したホップ数のルートを記録します (IPv4 のみ)。 -s ホップ数 指定したホップ数のタイムスタンプを表示します (IPv4 のみ)。 -j ホスト一覧 一覧で指定された緩やかなソース ルートを使用します (IPv4 のみ)。 -k ホスト一覧 一覧で指定された厳密なソース ルートを使用します (IPv4 のみ)。 -w タイムアウト 応答を待つタイムアウトの時間 (ミリ秒) です。 -R ルーティング ヘッダーを使用して逆ルートもテストします (IPv6 のみ)。 -S ソースアドレス 使用するソース アドレスです。 -4 IPv4 の使用を強制します。 -6 IPv6 の使用を強制します。
使用例
c:\_temp\sample\testdir4>ping 192.168.11.1 c:\_temp\sample\testdir4>ping 192.168.11.1 192.168.11.1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ: 192.168.11.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =3ms TTL=64 192.168.11.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =5ms TTL=64 192.168.11.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =5ms TTL=64 192.168.11.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =5ms TTL=64 192.168.11.1 の ping 統計: パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、 ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒): 最小 = 3ms、最大 = 5ms、平均 = 4ms c:\_temp\sample\testdir4>ping 192.168.11.99 192.168.11.99 に ping を送信しています 32 バイトのデータ: 192.168.11.6 からの応答: 宛先ホストに到達できません。 192.168.11.6 からの応答: 宛先ホストに到達できません。 192.168.11.6 からの応答: 宛先ホストに到達できません。 192.168.11.6 からの応答: 宛先ホストに到達できません。 192.168.11.99 の ping 統計: パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、 c:\_temp\sample\testdir4>
その他注意事項など
とくにありません。
対応OS
Windows8, Windows7, WindowsXP, WindowsVista, Windows2000
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